汲み出す一升より漏る一滴
ある財閥の話。 当時、店番の1人が大金を持って逃げ出してしまった。その事を支配人が おそるおそる報告すると、 「君、樽の上からすくって飲まれるのは、とたえ一升飲 ... more
ある財閥の話。 当時、店番の1人が大金を持って逃げ出してしまった。その事を支配人が おそるおそる報告すると、 「君、樽の上からすくって飲まれるのは、とたえ一升飲 ... more
『独眼竜正宗』といえば誰もが知る戦国武将、伊達政宗。 当時、豊臣秀吉や徳川家康でさえも一目置いたという人物である。 そんな伊達政宗も、幼少の頃に病によって右目を ... more
上野東照宮は徳川家康公(東照大権現)を神様としてお祀りする神社で、危篤の家康から高虎と天海に、「自分の魂が末永く鎮まる所を作ってほしい」と遺言され建造。現在の ... more
中国では秋、日本では冬に行った「鷹狩り」。 鷹狩りの伝承は『日本書記』で書かれたのが始まり。 当時「阿弭古(あびこ)」という者が「怪しき鳥」を捕って 仁徳天皇に献 ... more
海幸・山幸兄弟神の民話は、「浦島太郎」の もととなっている神話。(古事記) 兄(海幸)は漁、弟(山幸)は兄に釣鉤を借りるが 無くしてしまい、途方にくれていると、 そこ ... more
【お能の演目/羽衣(はごろも)】 陽春なある朝の事、三保の松原(静岡県)に住む漁師・白龍(はくりょう)は、 仲間と釣りに出た折に、松の枝に掛かった美しい衣を見つけ ... more
人生でダークサイドをまったく持たない人間は まずいないであろうし、そのつらく厳しい過去は 人としての魅力を培う。地域にも、光の部分があれば、 必ず悲しみをたたえ ... more
民俗学は、どこか遠い昔の記憶のようであっても、 知らず生活の習慣となり、心に鎮座しているものが多い。 地域に残る神事や伝承は、どのような理由として 受け継がれて ... more
山と里の結界の民族思想は、 おとぎ話を聞くようでとても興味深い。 里山と奥山の境界意識は、里山は人の領域、 奥山は神の領域として奥山に対しての敬虔な 心意は長く守 ... more
古代から丹沢の山並みにそびえる大山(神奈川)は 原始の時代から神の山として土地の人々に崇められた。 文献で記録に現れるのは、天平勝宝8年(755年) 東大寺開山の最高 ... more