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星野富弘さんの珠玉の言葉

人はどうしても自分の苦しみに
捕らわれてしまう

大きな苦しみに飲み込まれると、
哀しみや苦しみを打ち消すことが難しい

そんな時、星野富弘さんの言葉は
心の苦しみから救ってくれる

それは富弘さんが、苦しんで苦しんで、
その中から生み出した言葉だから

冨弘さんの言葉を読むと、
自然と自分の恵まれた環境に
感謝の念が生まれる

24歳で突然身体を動かすことが
できなくなった冨弘さん

夢や希望に溢れ、これからの時に自由を
失った哀しみ、苦しみ

本当に死にたいと思った時からの出発
心にわずかに灯る希望

穏やかな瞳の奥底に並々ならぬ葛藤と
今生きていることの喜びに満ちた瞳

冨弘さんの、あの慈愛に満ちた瞳、
苦難を乗り越え、喜びに満ちた瞳、
存在するだけで幸せを与える姿に心が震えた。

今まで自分が恐れていた不安や怒りが、
如何に甘えた感情であったか自分が恥ずかしい。

絶望の淵にある今ここに、
絶望の淵に富弘さんを救った母のように、
冨弘さんの存在を教えてくれた母に
心から感謝したい

母は、私達が子供の頃から苦労の連続の人であった。
よくぞ、精神を正常に保てたと思う。

冨弘さんとお母様も、同じような状態であった。
病気で身体が動かせず、やるせない思いを
母にぶつけるが、母はただ耐え、富弘さんを
一心に看病を続けた・・

当時の思いを
「我が身を切り刻んででも、生きる力を富弘の
身体の中に送り込みたいと思った」と回想する。

母曰く、母だからできること、
母だから耐えられること、
母は息子のそんな態度でも辛抱できるのだと・・
それが母であり、母の愛だと。

昔、私も母を散々傷付けた。
でも、母はすべてを受け入れ、愛情で包んでくれた。
母の愛を感じ、私は立ち直る事ができた。
母の愛は、一生忘れない。

あんなに恵まれた人が、どうして
あんな運命を背負わないといけないの

母に問うた

それは、たくさんの人を救う為でしょう。
多くの人が、富弘さんの言葉に励まされ、
助けられているのだから。

 

【冨弘さんの言葉】

いのちが一番大切だと
思っていたころ、
生きるのが苦しかった。

いのちより大切なものがある
と知った日、
生きているのが嬉しかった。

この道は茨(いばら)の道
しかし茨にも
ほのかにかおる花が咲く

あの花が好きだから
この道をゆこう

私は大勢の人の愛の中にいて、
なぜみにくいことばかり
考えるのだろう。

冬があり夏があり
昼と夜があり

晴れた日と
雨の日があって

ひとつの花が咲くように
悲しみも苦しみもあって
私が私になってゆく

はじめは苦しくてつらいことが、
自分を成長させてくれます。

とにかく前に
一歩を踏み出してみる。

そうすれば、
花咲く時は必ずやってきます。

[ – sara 桜羅 – ]

 

富弘美術館
https://www.city.midori.gunma.jp/tomihiro/

星野富弘の名言①
http://earth-words.org/archives/7977

星野富弘の名言②
http://earth-words.org/archives/7980

星野富弘の名言③
http://earth-words.org/archives/9862

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