『 日本の魅力の再発見と再認識 』

日本の文化と観光を促す新しいコンテンツは、

多くの人に各地の魅力を知っていただく。そんな期待が込められています。

人々に町の魅力を再認識し、見つけてもらう。そしてそこに訪れたくなる。

「sara」は情報を自主的に発信できる、参加型の文化観光サイトです。

町を再認識と再発見していただき、町が豊かになることを願っています。

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『人と町に思いを寄せて』

宮沢賢治の優しい心が残る岩手を巡った時のこと。
美しい景色を背景に、一人の老人が独り寂しそうに畑を耕していました。
ひと昔前であれば、その土地には地域の人々の営みや
子供たちの明るい声が聞こえそうな場所でしたが、
老父以外には人影は全くなく、宮沢賢治の面影も記憶も薄れているように感じました。

宮沢賢治は、己の身を一心に地域に捧げ、如何に土地が豊かになり、
人々が楽になれるか常に考え努力して生涯を終えた方です。
このまま、こうした人物の記憶が薄れていくのは非常に勿体ない。
たくさんの書物にも、様々な記録がなされ、感動するシーンに出会えます。
日本を再発見・再認識することは、価値のあることであり、
個々の生きる希望と活力になると感じています。

普段手に取らない辞典や専門書や書物が息を吹き返し、
皆様の手元に届くように、現代に即した形で情報発信を行いたい。
そうした試みを一人一人自分達で開拓し、人々を豊かにさせる。
多くの人に喜びと感動を与えたいというのが、私たちの想いです。

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日本最古の民族誌 『風土記』への思い

日本最古の民族誌『風土記』は、奈良時代の初期(713年5月2日)に
元明(げんめい)天皇の詔によりが編纂されました。
当時、全国を統一した朝廷は各国の事情を知る必要があり、
諸国に命じて国や郡、山河や地方の名前と由来、地質の豊かさ、収穫できる産物、
その地で伝わる昔話など六十余国に渡りつぶさに記されました。
また、この時「各地名は良い意味を持つ二字表記に改めよ」という命も下り
日本各地に二文字の地名が多く付けられました。

六十余国もの全国の地誌であった風土記ですが、現在は写本が5つ現存し、
『出雲国風土記』がほぼ完本、『播磨国風土記』、『肥前国風土記』、
『常陸国風土記』、『豊後国風土記』が一部欠損して残るのみで、
五か国を除く大部分は失われています。

日本の民俗学者、関敬吾氏は「『風土記』のことを単なる紀行とは異なり、
各地の風土記の著者が他から伝聞した過去の伝承ということを明示している。」と述べ、
国文学者で京都大学名誉教授であった佐竹昭広氏は
「風土記の随所の随所に伝えられる地名起源逸話は、大部分がいわゆる民間語源の所産であって、
そこに示された逸話的形象は、まさしく古代人の人々による一つの解釈であるという
意味において、彼らの思考法・民族・習慣等々がいろいろな形で作用している。」という
素晴らしい言葉を岩波書店の「日本古典文学大系」に書き記しています。

日本各地の情報と魅力が集められ記された『風土記』。
この『風土記』を紐解きながら、現代の日本各地の文化と魅力に目を向き続けていきたいと思います。

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