sara 桜羅インタビュー珠玉の言葉

お母さんのつばめ日記 - 安倍晋三氏からの言葉 -

安倍晋三氏に自身が書いた本を贈呈し、
ご本人から直接御礼のサインをいただいた方がいる。
「皆様のご健勝をお祈り致します。安倍晋三
上田幸伺様」


その方、上田幸伺氏は毎週末、土日9時半より11時半の時間、東京の豊島区巣鴨の
地蔵通り商店街の入口あたりで自ら手に「お母さんつばめの日記」を掲げて
路上販売をしている。


それは実の母が愛情を記した日記で、氏の、どのような人にも平等に思い遣りある姿勢は
母親の影響が多いことが伺える。


昭和22年生まれの氏の生活は、第二次世界大戦で日本の終戦(昭和19年)から数年のことで、
戦後の生活は大変苦しい時代だったといえる。
今の日本の状況が如何に苦しくとも、当時の日本に比べたら計り知れないだろう。
しかし、そんな中でも、子供を育てることに愛情を注ぐことに生きる糧を見つけ、
支えてきたであろう内容がこの日記(記述)に溢れている。
これは、今の豊かな時代よりも、遥かに心豊かで愛に溢れ、美しい景色が広がっている。


氏が、何故手渡しで本を売っているか伺うと、子育てをしている人達に、家族がいる方に、
「私の母のように、どうか愛情を与えてほしい」と願っているからだとか。
今の世の中は、何か大切なことを置き忘れてきている・・
そうした思いを伝えたい。また、母の愛を注がれたのは今の自分であると。


氏は、大手企業で何社も活躍し、今現在も数社に役員を兼任し必要とされている。
お話を聞いて驚いたのは、慈善事業にも積極的で、生まれつき心や身体に障害のある方の
支援や、目の見えない音楽家のサポート、若き音楽家の支援など行う傍ら、
蕎麦打ちの名人でもあり、映画製作にも関わるなど常に様々な理由で全国を駆け回っている。


恐らく、知人に一声「本を出版した」といえば、すぐに本は売れるだろう。
しかし、敢えてそれをしない。
巣鴨という、世の中の縮図を表した場所で、自分の手で売りたいのだとか。


最後に、氏からとても良いお話を聞きました。
「 ― 稲盛和夫さんが、昔、托鉢の修行をしている時に、お金のなさそうな
おばあさんから頭陀袋(ずだぶくろ)に500円入れてもらって悟ったそうです。
人は、考えているだけではだめ。実践して、ようやく分かることがあるのです。
相手から必要とされ、与えられる喜び、互いに救われる思い。
また、それにより相手が得る思い。慈悲の心・・。これは、お金には変えられない。
稲盛さんは、だからこそ育成財団を設け、人を自ら助けているのです」


2022年7月8日、日本を支えた偉大な政治家・安倍晋三氏が悔しくも命を落とした。
身体の不調により数年前に総理の座を後にしても尚、日本の将来を思い
これからまたよくなるよう働き続けた。
安倍氏の死は、あまりにも突然で、日本だけではなく世界中が悲しんでいるようにさえ感じる。
思えば、安倍氏の人柄を振り返ると、総理大臣という立場であっても、
一人一人国民のことを考え、国を未来を真剣に考えていた方だったように思う。
この手紙のサインに、そのことが記されている。


安倍氏の国や民を思う気持ちや、お母さんつばめを記した上田さんの母親の思い、
その母親の気持ちを伝える上田氏の多くの人に向ける温かい思いは形がどのようになっても
永遠に生き続けると思う。


若き音楽家を育てる会
https://ongakuka.net/


上田幸伺氏 様々な取り組み 一覧
https://ongakuka.net/author/uedadmin1005

「上田幸伺」で検索いたしますと氏の様々な取り組み

(蕎麦打ち・映画活動・写真・GF協会、
 新千葉新聞記事等)が閲覧できます。

「お母さんつばめの日記」の4頁目に記載がございますが、
 実父・幸平氏が出生届を出す際に「幸司」の
「司」に誤って「人偏」をつけてしまったことにより、
「上田幸伺」の漢字の人物は世に氏だけです。


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