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西行桜

世阿弥作の能として有名な舞台は夢の夜桜。
僧として、歌詠みとして今も多くの人を魅了し続ける西行は、
桜をこよなく愛しました。
できることなら、最後まで桜を見ながら死にたいと願った西行は、
山家集に以下の歌を残し、本当に桜と共に事をなし終えました。

願はくは 花のしたにて 春死なん そのきさらぎの
望月 ( もちづき )の頃

意味:
できることならば、春、満開の桜の花の下で死のうと思う、
お釈迦様が亡くなられた二月十五日に満月が照らす頃に。

芭蕉も追慕した西行とはどのような方だったのでしょうか。
【 西行花伝 / 辻 邦生】は、 多くの書籍の中でも特に
詳しく鮮明に西行の人生が描かれています。

 

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