音風景百選・100選
故郷に帰り、虫の音を聞くと、「あぁ、帰ってきたのだな」と思う。
夏の田んぼで鳴く蛙の合唱も、秋の鈴虫も、地域ごとに異なる様に感じる。
風や気温、水や空気でも感じるのは、不思議ですね。
埼玉県熊谷市押切にある河原の草地は、
「音風景百選・100選」に選ばれており、
８月中旬から10月上旬の夜うす暗くなると、マツムシ、
スズムシ、エゾエンマコオロギ、キリギリスなどが
いっせいに鳴き出して、秋の夜長を演出する。
日本の音風景百選は、埼玉では2箇所のみ。
日本には他にどのような「百選」があるか調べると、
色々なものがあげられる。
風景百選、日本遺産百選、歴史の道、にほんの里、
歴史的風土、花の百名山、日本の花火や夏祭り、
名刹巡礼、秘境百景、名水、名城、自然・・。
調べ始めると好奇心に拍車がかかる。
そもそも、日本人は昔から格付けが大好きである。
江戸時代には庶民の間でかわら版が流行り、様々な事物に順位付けをした
情報をかわら版で紹介し、楽しんでいたようです。
中でも有名なのが相撲の番付表のような体裁でつくられた「見立番付」。
地元にある日本百選から、地元の魅力の再発見、そして
日本中の「百選」に繋がるかもしれません。
[ – sara 桜羅 – ]
