sara 桜羅読み物物語のある町絶景 : 海/山/川/星空/満月

『民話と伝承の絶景36』写真家の石橋睦美

森や林などの自然美を上手に表現する
写真家の石橋睦美氏は、日本全国の
森林や神社仏閣など歴史を背景とする
風景を主として撮影しています。
この『民話と伝承の絶景36』には、
能に創作された西行の遊行柳や、
室町後期に実在した剣聖、塚原卜伝と鹿島神宮、
源氏物語誕生の秘話と近江石山寺、
空海が悟りを開いた室戸岬など、多くの伝承が
美しい写真と氏自身の文章で楽しむことができます。

氏は末筆に「『歴史原風景』をテーマに、
もっと掘り下げてゆかねばならない」と語る。
例えば西行をテーマに例えるのであれば、
精霊が現れ、怨霊と対峙し、桜に魅了され、
孤高を愛した西行の心の内を映像に投影させる
ことである。これからどれほど時間がかかるか
わからないけれど、撮影に取り掛かろうと
考えているという。御年68歳。
これからも氏が表現する世界を見ていきたい。

[ – sara 桜羅 – ]

石橋睦美(写真家)
http://ganref.jp/m/ishibashimutumi/profiles

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