正月
お正月は、年神様を迎えて新しい年を祝うもので、
これまで正月様、歳徳神、年神様などと呼び、
新しい年の五穀豊穣を祝うものでもありました。
また、古来先祖供養も行ってきたといわれています。
<正月飾り>
正月の飾り物に使われる材料はそれぞれに意味があり、
門松に使う松は、常緑であるところから不老長寿の
象徴とされ、竹は子孫繁栄を意味しております。
また、しめ縄やしめ飾りは周囲のけがれを除けるしるしとし、
ふだん使っている場所でもしめ縄を張ることによって
それまでの悪や不浄を祓い清め、神聖な場所として再生する力を
もつものとされています。
<初夢>
元日の夜にみる夢を初夢といい、
昔は初夢の内容で一年の運勢を占ってきました。
よい夢を見るために、枕の下に宝船の絵を入れて寝る風習は
室町時代からあり、江戸時代には元日にこの宝船の絵を
売り歩く商人の姿があったといわれています。
悪い夢をみた場合は、宝船の絵を翌朝川に流したり
土中に埋めたりして厄払いをしました。
<初詣>
初詣は除夜の鐘が鳴り終わってから松の内(七日まで)に
信心する社寺にお参りすることで、
鐘が鳴っているうちは慎みこもる意味がありました。
もともとは年神さまを迎えに行く儀式であったといわれます。
[ – sara 桜羅 – ]