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金の島への要として~上越・高田城

江戸時代初期に徳川家康の六男・忠輝が高田城を築き、その繁栄がはじまります。市街地には、総延長16キロにも及ぶ雁木が張り巡らされ、繁栄の象徴である高田城の掘割には、春の桜、夏の蓮の葉が壮観な姿を見せます。特にお城と桜のコラボレーションは、待ち侘びた北国の春、そのものです。城下町である高田と北前船の港町・直江津は、現在市町村合併が行われ、上越市となりました。江戸時代に最盛期を迎えていたと言われる佐渡の金銀、当時世界一と言われていた産出量を誇っていました。徳川家・江戸幕府は、天領としてその統治を進めるために、その玄関口である高田に新しいお城を建て、親藩・譜代の大名に統治させたことも「金の島への要」としての場所を抑えるという当然の施政だと納得してしまいます。佐渡島、2022年にユネスコ世界遺産に推薦が決定しました。佐渡島民の悲願、輝ける未来を勝ち得て欲しい、そう思う今日この頃です。

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