今と昔の祭り
日本の伝統の素晴らしさは、
維持し続けることに価値があると思います。
どんなに人口が衰退しても、
受け継ぐべきこととして次の世代へ引き継がれる。
小さい頃に賑わっていたお祭りは、今は
寂しい程に人が少なくなり、面影がほんの少しばかり
感じられるだけ。
しかし、数人の子供達が元気よく走り回ると、
周辺がいっぺんに明るくなる。
町がまた元の賑わう町になったらどんなにいいか。
皆、そう思っているのではないかと思います。
名のあるお祭りはどこでも賑わうけれど、
地方でひっそりと受け継がれる伝統にも目を向け、
価値を感じてもらえたら、と思うのです。
ある高齢の方に伺ったところ、
小さい頃は、村中の人が小学校の校庭などに集まり、連日のように
大盆踊り大会が開かれたとのこと。当時は自転車も普及しておらず、
各家庭が歩いて集まったのだとか。
貧しい時代だったけど、今より心は豊かだったかもしれない。
そんな風に昔を懐かしんでいました。
[ – sara 桜羅 – ]