メディアの創った観光地~元乃隅稲成神社
インターネットの伸張に伴って、新たな観光地として変貌を遂げた事例を紹介します。
アメリカのCNNが「日本の最も美しい場所31選」に選び、一気に訪日外国人の来訪が 増えた山口県長門市にある神社、123基の朱塗りの鳥居が遠方の日本海とマッチして、SNS映えする景観を見せてくれます。
これまで観光客が旅行先に選ぶには、ガイドブックの情報や旅行会社社員の「生の声」を基にその行程を作り上げていました。しかしながら、検索サイトなどによって、お客様が 現地情報を直接手に入れられる時代となり、実際にその地を訪れた方々の口コミなどが、旅行先に選ばれる最大要因となりました。ハッシュタグを活用した拡散力は、まさしく 今日の時流に乗り、各地で行われていたフォトコンテストもWEB上で実施されるという 事象を生んでいます。 なお、この元乃隅稲成神社は、「元乃隅神社」と改称、宗教法人格がない 個人所有の神社であることも話題になりました。いつどこで観光客が増えていくのか、 予測もつかない時代ですね!