sara 桜羅読み物珠玉の言葉

アドラー「嫌われる勇気」岸見一郎氏解説

環境、人との縁、心境。時はすべてを変える。
人は誰しも、人に嫌われたくなく、毎日不安にさいなまれ、怯えている。
それは嫌われたくないという執着でもある。
岸見一郎氏は世界的に有名な心理学者
アルフレッド・アドラーの言葉に注目し
著書「嫌われる勇気」で現代日本に紹介した人物である。
アドラーは日本国内では無名に近いが、
フロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠とされている。
―「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない―
「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、
対人関係を改善していくための具体的な方策を提示している。
岸見一郎氏曰く、
「多くの人は他者から嫌われること、傷つくことを過剰に怖れている」
「他者の期待を満たすように生きること。
 これは、自分に嘘をつき、周囲の人々に対しても
 嘘をつき続ける生き方である」
「自分が自分の人生を好きにいきてはいけない理由など、
 どこにもありません」
「自分が自由に生きる為には嫌われるという代償を
 払わないといけない」
「嫌われるというのは自分が自由に生きているということの証し。
 もう少し自分を主張をもってもいい」
と綴っている。
これだけ見ても、一言一言に考えさせられる。
勿論、周りの迷惑も気にせずに自由にふるまうのはよくないが
節度ある中で自分らしく生きたいものだ。
[ – sara 桜羅 – ]

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