観世流能楽師 武田文志「文の会」ごあいさつ 12/18(土)第五回
本日は、来月に控えた私の本年最大の舞台のご案内をさせて頂きます。
第５回「文の会」
日時：12/18(土)13:00開演（終了予定17:30）
於：観世能楽堂
当会は〔関わって頂く全ての皆様の幸福を増長させる〕という壮大な目標を掲げている、武田文志主催のリサイタル公演です。
今回私は、能に先立って一調「笠之段」を、人間国宝・柿原崇志先生の大鼓を御相手に謡わせ頂き、能は大曲「求塚」を披かせて(初演させて)頂きます。
御狂言は恒例となっております野村萬斎氏にお願いし、他にも超一流の素晴らしい演者が揃う、主催者としても誠に贅沢な番組となりました。（詳しくは、チラシをご覧下さい）
一般発売は既に開始しておりますが、本メッセージをお送りしている、日頃よりお世話になっております皆様へは、一定数、良いお席を確保しておりますので、是非ご検討くださいませ。
緊急事態宣言は明け、世の中の活気も戻って来ておりますが、正直に申しますと斯界の客足はまだまだ回復せず、主催者としては中々に厳しい状況が続いております。
それでも出来る者がやらねばという一念で、昨年に続き開催させて頂く運びとなりました。
とはいえ、お運び頂けるお客様無くして、会の成立はありえません。
いま催すコロナ禍における公演は、一つ一つが必ずや何かを感じて頂ける様な会になると思いますので、是非お運び頂き、またお力添え頂きたく、お願い申し上げる次第です。
大げさにいえば、皆様の一枚一枚が数十名の能楽師を支えて頂く事になります。
どうか皆様お一人でも多くお誘い合わせ頂き、御高覧賜りたく、何卒宜しくお願い申し上げます。
武田文志
