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花火大会の始まり

この季節、心湧き立つのが夏の夜の花火ですね。

日本で始めて花火があげたのが1590年頃と伝えられていますが、

江戸時代には花火禁止令が出るほど江戸の人々は花火が好きだったようです。

花火好きといえば、隣接する熱海も同様。特に熱海では春夏秋冬と

一年を通して花火を打ち上げております。

江戸ではじめて現在のような大掛かりな花火があげられるようになったのは、

1733年のこと。当時は大凶作の上にコレラが蔓延し、多くの死者が出たそうです。

当時の現状を嘆いた八代将軍徳川吉宗は、多くの死者達を弔う為に水神祭りを行い、

その時に合わせて打ち上げたのが大花火大会の始まりだといわれています。

以来毎年の行事となり、昭和36年まで続けられ、その後昭和53年に復活して

今に至っております。

歴史を紐解き、面白いと感じたのは、日本人は一瞬で消えてしまう花火にも虚しさや

はかなさを感じていたという事でした。花火は夏の風物詩。

日本ならではの季節を味わう、夏の楽しみのひとつです。

[ – sara 桜羅 – ]

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